落ちていく人間を見るのは楽しい
押尾容疑者は「毎日しつこく警視庁捜査1課の捜査員から電話がかかってきていた」(友人)という状況に耐えられず、身を隠すように居場所を転々とさせていた。捜査1課の堪忍袋の緒が切れたのが、11月20日ごろ。
任意の事情聴取に応じない押尾容疑者は、その日も要請の電話に
「いまは九州にいるので無理です」と答えた。すると捜査員は「ふざけるな!
おまえがどこにいるのかは知っているんだ。いいかげんにしろよ」と怒鳴りつけたという。
押尾容疑者はその時、九州ではなく、新横浜のホテルに潜伏。翌朝、ホテルを出ると、いきなり捜査員3人に囲まれ、事情聴取を受けることになった。知人らによると、その時の押尾容疑者は「ひどく動揺していた」という。周囲には「オレは一体どうなるんだ!?」とおびえるように漏らし「捜査は終わりじゃないのか」「なんでまだ警察が来るんだ!」などと言い放っていたという。
押尾容疑者は警察から渡された携帯電話を所持しており、そのGPS機能で居所は常に分かるようになっていたようだ。横浜は古くから慕っている仲間がおり、保釈保証金を用立ててくれた支援者らと疎遠になった中、相談に乗ってもらっていたとみられている。
ホテル暮らしをあきらめた後はしばらく、墨田区内に住む年上の女性宅に身を寄せていた。その女性と知り合ったのは「ごく最近」(友人)で、今月はじめまでいたとみられる。この間も捜査1課では交遊関係に徹底的に聞き込みし、押尾容疑者が親しい仲間たちに、MDMAを田中さんに渡したことをにおわす発言をしていたことを確認。疑いは強いと判断する材料の1つになったようだ。 (一部略)
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/12/08/02.html
人間、上り詰めるのは時間がかかるが
落ちるのは一瞬。
栄枯盛衰、諸行無常・・・